豚肉産地、信頼揺らぐ　本県でも「白楊豚」問題　事業者のモラル頼みが実情

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ブランド豚肉を販売する小売店の売り場。農場や加工会社などを明示している＝６日午後、宇都宮市鶴田町

　豚肉の産地に関して信頼が揺らぐ事態が続いている。10月、高根沢町の道の駅で宇都宮白楊高の「白楊豚」とは異なる豚肉が納品、販売されていた問題が発覚、川崎市では小中学校給食で国産と偽り外国産の豚肉が混入されていたことが明らかになった。

　産地を巡っては個体識別番号が確認手段の一つとなるが、識別番号の義務付けは牛だけにとどまる。同様に豚へ導入するには費用の壁があるほか、識別番号も万全な対策とはいえず、結局は事業者のモラルに委ねられているのが実情だ。