牛ほほ肉の赤ワイン煮込み

総菜が並ぶ店内とオーナーの高田さん

牛ほほ肉の赤ワイン煮込み 総菜が並ぶ店内とオーナーの高田さん

 たっぷりの赤ワインで8時間ほど煮込んだ国産牛のほほ肉は、フォークで崩せるほどやわらかい。口に入れると凝縮したうまみが広がり、ほろほろとした肉と濃厚なソースの絡みも絶妙だ。

 フレンチベースの総菜専門店。「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」(2千円)は真空パックでの販売で、保存期間が長く手土産に利用する客もいるという。「湯煎で12分。パンや赤ワインによく合います」とオーナーの高田一志(たかだひとし)さん(45)。

 宇都宮市内有名フランス料理店で調理やサービスを学び、「日常の家庭の食卓にフレンチを取り入れてほしい」と2年前に開業した。フランス料理店で同僚だった星優介(ほしゆうすけ)さん(45)が調理を担当している。

 前菜やメイン料理など約30種類が並ぶ。地元産サツマイモにクリームチーズと自家製ラムレーズンを絡めた「さつまいもとクリームチーズのサラダ」(100グラム300円)なども人気だ。

 店の一角に、母の高田容子(たかだようこ)さん(76)手作りの吊るし雛(つるしびな)などを展示したギャラリーを併設。定期的に地元農家の野菜や知人の菓子工房の商品を置くなど、食をメインに魅力あふれる店づくりも来店者を楽しませている。

 ▼メモ 宇都宮市緑2の25の3。午前11時~午後7時。日曜、第2月曜定休、不定休あり。(問)028・678・6230。