【日光】市内産の本県オリジナル酒米「とちぎ酒14」を使った純米酒「日光産米うまかんべ」の瓶詰め作業が5日、今市の老舗酒蔵「渡辺佐平商店」で始まった。12日から上都賀酒販協同組合に加盟する十数店舗で販売される。
2006年の市の合併を機に生産が始まった「うまかんべ」は、この時期の限定商品として人気を集めている。この日は同社の従業員が、冬に仕込み、ひと夏寝かせた純米酒を1本ずつ丁寧に瓶に詰めた。
渡辺康浩(わたなべやすひろ)社長(53)は「今年はやや辛みがあって出来はいい。すっきりした味わいで、冷やでも燗(かん)でも楽しめる。これからの季節のいろいろな食事に合わせてほしい」と話した。
年内いっぱい出荷する。価格は1・8リットル瓶2500円、720ミリリットル瓶1250円。(問)同社0288・21・0007。