秋の交通安全県民総ぐるみ運動(21~30日)のオープニングセレモニーが20日、県庁本館1階県民ロビーで開かれた。県や県警などの関係者約200人が参加、正しい交通マナーの実践を呼びかけた。
式典では、宇都宮市一条中3年の猪又康幹(いのまたこうき)さん(14)と森田啓介(もりたけいすけ)さん(15)が交通安全宣言を朗読。同市の八幡台認定こども園の園児らが事故防止を願う歌を披露した。
福田富一(ふくだとみかず)知事は「今年5月には県内で6年ぶりに交通死亡事故多発警報を発令した。命を守るためのヘルメット着用など自転車の安全利用の周知にも力を入れる」とあいさつ。難波健太(なんばけんた)県警本部長は「子どもや高齢者に優しい運転を心がけてほしい」と訴えた。
県警によると、秋は日没と帰宅ラッシュが重なり、事故が起きやすいという。運動の期間中、夜間走行中の原則ハイビームをドライバーに訴えるなどの啓発活動を県内全域で展開する。