宇都宮地方気象台は20日午後4時16分、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県内では、20日夜遅くにかけて、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意、警戒が必要という。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要という。

◇最新の防災情報・気象警報

 気象台によると、低気圧が黄海にあり東へ進んでいる。低気圧から延びる前線が20日夜には東日本にかけて伸びる見込み。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気と上空寒気の影響を受けるため、栃木県では20日夜遅くにかけて、大気が非常に不安定な状態が続く見込み。

 雨雲が予想以上に発達した場合や停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性があるという。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物の管理などにも注意を促した。

 20日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で北部40ミリ、南部40ミリ。21日午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で北部60ミリ、南部60ミリ。