宇都宮地方気象台は8日午後0時34分、「台風13号に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県内では、台風13号の影響により、8日夕方から夜遅くにかけて警報級の大雨となる見込み。大雨による土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけている。
気象台によると、台風は、8日午前9時には静岡県御前崎市の南南西にあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいる。中心の気圧は996ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の北東側440キロ以内と南西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。また、台風の中心からやや離れた関東地方では大気の状態が非常に不安定となっており、猛烈な雨が降っている所がある。
県内では台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、8日は大気の状態が非常に不安定となり、8日夕方から夜遅くにかけて雷を伴って非常に激しい雨の降る所がある見込み。
8日に予想される1時間降水量は、多い所で50ミリ。8日正午から9日正午までに予想される24時間降水量は、多い所で200ミリ。