宇都宮地方気象台は4日午後1時、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県南部では4日夕方まで低い土地の浸水に、4日夜のはじめ頃まで土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒が必要としている。

◇最新の防災情報・気象情報

 気象台によると、県内では大気の状態が非常に不安定となっているため、4日夕方にかけて非常に激しい雨の降る所がある見込み。

 県南部では、土砂災害や浸水害、洪水の危険度が急激に高まっており、重大な災害がいつ発生してもおかしくない状況。また、県内では落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要という。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう、呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物の管理などにも注意が必要という。

 4日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で北部40ミリ、南部70ミリ。5日正午までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で北部80ミリ、南部150ミリ。