大きな木製プレートに載って運ばれてきた「牛のたたき」(税別980円)は想像以上のボリューム。15切れほどが2種類のレタス、香草とともに鮮やかに盛り付けられ、数人でシェアできる。
牛ロースを岩塩とブラックペッパーで焼いてスライス。やや強めの塩味と甘めの和風ソースが赤ワインと相性ぴったりだ。食べ応えのある赤身肉のうまみでどんどん酒が進む。作り置きはせず、注文を受けてから焼き上げるのがこだわりだ。
カウンター中心の店は5月に開店したばかり。オーナーの野村岳史(のむらたけし)さん(42)は、飲食店に18年務めた経験を持つ。イタリア産たる生ビール「ペローニ」(同800円)をはじめ、洋酒を中心に幅広い酒を取りそろえる。オイスターソースとワインビネガーに漬け込んだ「特製とりから」(同780円)など個性的な料理もメニューに並ぶ。
「自分のリビングだと思って来てほしい。メニューにない料理も材料があれば何でも作ります」。次は、少しわがままを言ってもいいですか。
◆メモ 宇都宮市中央2の2の2▽営業時間 午後6時~午前3時(金、土曜は4時)。各1時間前ラストオーダー。定休日 日曜▽(問)080・5415・6334