8回、文星付が3点差に迫り、追撃ムードの中で声を出す太田さん(中央)ら=16日午後、阪神甲子園球場

 阪神甲子園球場で16日に行われた3回戦で、強打の八戸学院光星(青森)に最後まで食らい付いた文星芸大付属。一塁側アルプススタンドには在校生ら約400人が駆け付け、高根澤力(たかねざわつとむ)監督の高校時代の同級生も声を枯らし、その勇姿を見守った。初の8強入りはかなわなかったが、グラウンドを後にするナインには惜しみない拍手が届けられた。

 台風7号の影響を受け、新幹線が東京-博多間で運転を見合わせたこともあり、一部の保護者らは試合開始時間までにたどり着けなかった。それでも応援団は少なくなった人数を補うため、初戦より大きな声を張り続けた。