宇都宮気象台は5日午後4時51分、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では5日夜遅くにかけてと、6日昼過ぎから夜遅くにかけて、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に警戒し、落雷、竜巻などの突風、降ひょうにも注意が必要という。
気象台によると、関東甲信越地方では、南海上からの湿った空気の流れ込みと日中の気温上昇の影響で、大気の状態が不安定となっている。この状態は5日夜遅くにかけて続く見込み。また、6日も大気の状態が不安定になるという。
予想よりも雨雲が発達した場合、警報級の大雨となる可能性がある。また、5日夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要という。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうのおそれもあるため、農作物の管理にも注意を促した。
6日にかけて予想される1時間降水雨量は、北部、南部ともいずれも多い所で50ミリ。6日午後6時までに予想される24時間降水量は北部、南部ともいずれも多い所で80ミリ。その後、7日午後6時までに予想される24時間降水量は北部、南部ともいずれも多い所で50〜100ミリ。