宇都宮地方気象台は4日午後4時22分、「大雨と雷および突風に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では4日夜遅くにかけてと、5日昼過ぎから夜遅くにかけて、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意する必要があるという。
気象台によると、日本の東には寒気を伴う上空の気圧の谷が停滞している。関東甲信地方は上空の寒気と南海上からの湿った空気や日中の気温上昇の影響で、大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降っているところがある。この状態は4日夜遅くにかけて続く見込み。
5日は南海上からの湿った空気の流れ込みが強まり、上空の寒気や日中の気温上昇の影響が加わるため、午後は再び大気の状態が非常に不安定となる。このため、栃木県では4日夜遅くにかけてと、5日昼過ぎから夜遅くにかけて、局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降る見込み。予想よりも雨雲が発達した場合、警報級の大雨となる可能性があるという。
4日から5日にかけて予想される1時間降水量は、北部、南部とも多い所で50ミリ。予想される24時間降水量は、5日午後6時までが北部、南部ともに多い所で80ミリ、6日午後6時までが北部南部ともに多い所で50〜100ミリとなっている。