分厚くボリューミーなロースかつが目を引く。一口食べると三元豚の甘みが口に広がり、どんどん箸が進む。1日10食限定の「那須三元豚のロースかつ膳」が一押しメニューだ。
県北の豊かな水ときれいな空気で育った那須三元豚を使用している。那須御用卵をつなぎにすることで、三元豚本来の甘みや柔らかさを引き立て、口当たりの良い食感に仕上げている。
酸味の利いたソースとの相性も抜群だ。卓上にある岩塩を少し振りかければ、上質な脂身の甘さが一層際立つ。ご飯、みそ汁、キャベツのお替わりが自由なのもうれしい。
ロースかつは脂の乗り方や肉の弾力、質感などを見極め、一枚一枚微妙に時間を調整して揚げている。「お客さまが一口目を食べる瞬間に、最適な状態で提供できるよう余熱まで計算している」と、マネジャーの青山将之(あおやままさゆき)さん(27)は胸を張る。
5月にオープンしたばかりだが、評判は口コミで広がり、既に常連客ができるほどの盛況ぶり。青山さんは「家族連れやお年寄りなど、幅広い世代にご来店いただけています。うれしいですね」と笑顔を見せた。
▼メモ 那須三元豚のロースかつ膳は1800円▽大田原市住吉町1の15の18、桜テナント1-A▽営業時間 午前11時~午後2時、午後5時半~9時(8時ラストオーダー)▽定休日 水曜▽(問)0287・47・7057。