鬼怒川バリアフリーマップを手に持つ施設利用者と職員

 【日光】障害者の就労支援に取り組む市内のNPO法人はばたきはこのほど、「鬼怒川バリアフリーマップ」を作製した。東武鉄道鬼怒川温泉駅の半径2キロを対象に、駐車場やトイレの位置を示した。トイレはバリアフリー設備の対応状況も詳しく記している。

 同法人の広瀬浩(ひろせひろし)理事長らは2020年、旧日光市市街地を対象とする「日光バリアフリーマップ」を3年がかりで完成させた。市内を訪れる観光客らに役立つ活動がしたいと今回、日光版に続き鬼怒川版を作った。

 中心となったのは、同法人が運営する鬼怒川温泉大原の「まつぼっくり事業所」のスタッフと利用者。対象エリア内で、観光に最低限必要なトイレと駐車場を調べた。車いすが入れるか、オストメイト対応か、ベビーチェアがあるかなどを、実際に車いすを持ち歩きながら、2日かけて現地調査した。

 日光版の経験を踏まえ、市社会福祉協議会や市観光協会などの協力を得ながらまとめ方やレイアウト、情報精査に工夫を凝らした。トイレは写真と一覧を掲載し、情報過多にならないよう気を配りながら、桜の名所などの観光情報も盛り込んだ。

 調査に両日参加したという施設利用者の池谷柳太(いけやりゅうた)さん(28)は「障害とかがある人に喜んでもらうために調査できてよかった。完成品はとってもいいものになりました」と話している。

 A2判、折り畳み式。5千部を作製。鬼怒川温泉駅や藤原図書館などのほか、市公式ホームページから入手できる。