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時折の晴れ間に青空と白い雲を映し出す鬼怒沼=18日午後0時40分、日光市川俣、ドローンから

 各地で猛暑が続く中、栃木県日光市川俣と群馬県片品村にまたがる鬼怒沼には、涼を求めるハイカーらが訪れている。18日は晴れ間が時折でると、水面に青空と白い雲が映し出されていた。

 奥鬼怒温泉郷から山道で2時間半かかる鬼怒沼は、標高2千メートル超にある日本一の高層湿原。大小48の沼が点在し、気温は平地より12度前後低いという。

 この日はサワランやキンコウカが爽やかな風に揺れ、スケッチしていた福島県いわき市小名浜下神白、会社員吉田睦(よしだむつみ)さん(47)は「鬼怒沼のバックに白根山も見られて最高。歩いたかいがあった」と笑顔だった。

 同温泉郷の旅館「加仁湯」によると、夏に咲く花々の見頃は8月上旬ごろまで。