黄色い大きな看板の下、人だかりが目を引く。お目当ては10円硬貨を模したスイーツ「大王チーズ10円パン チーズ味」(500円)だ。
直径約10センチ。手に取るとずっしりと重い。焼きたての熱が指先に伝わってくる。生地を割ると、中からはたっぷりのチーズが…。引っ張ると、どこまでも伸びるのが面白い。
口に含めば甘く柔らかいカステラ生地に塩気のあるチーズがベストマッチ。もっちりとしたチーズの食感がさらなる食欲を誘う。
ルーツは韓国の「10ウォンパン」。国内では2022年秋ごろ、渋谷を皮切りに人気が広まり、交流サイト(SNS)で若者を中心に話題となっているほか、テレビでも紹介されている。
この店は今年5月にオープンした。以降、約2カ月間で1万個以上を売り上げる人気ぶりを見せている。
運営会社キーポイント(宿郷5丁目)の小林侑生(こばやしゆうき)社長(39)は「品質にこだわった元祖10円パンをぜひ味わってほしい」とアピールする。7月時点ではチーズ味のみだが、カスタード味やチョコ味の追加も予定しているとのこと。こちらもぜひ味わいたい。
◆メモ 宇都宮市馬場通り4の2の2▽営業時間 午前11時~午後6時半▽定休日 なし▽(問)028・639・5585