栃木県内は14日、前線や低気圧の影響で局地的に激しい雨が降った。那珂川町は災害対策本部を設置。15日午前10時現在、同町内で住宅7棟が床下浸水し、山の斜面など24か所で土砂崩れがあったという。けが人はいなかった。同町は避難所を1か所開設し、14日午後7時時点で14人が身を寄せた。
宇都宮地方気象台などによると、災害の危険が高まったとして14日午後、那珂川町と那須烏山市に土砂災害警戒情報が発令された。那須烏山は午後5時ごろまでの24時間に56ミリの降水量を観測した。同町内では複数の道路が冠水した。
那須町では約490軒が一時停電した。同気象台によると、15日午後から16日にかけても大気の状態が不安定となり、大雨となる見込み。