本場の味が楽しめる「魚介のパエリア」

本場の味が楽しめる「魚介のパエリア」

 東京街道からユニオン通りに入ってすぐの左手。東宿郷2丁目にあったビストロキヨシが閉店し、ほぼ1年後、「ver.2.0」となって2022年4月に移転オープンした。

 黒を基調にした店内は15席ほど。オーナーシェフの脇坂清(わきさかきよし)さん(46)が普段は1人で切り盛りしている。お薦めは「魚介のパエリア」(2400円、2人前)。移転前からの看板メニューだという。

 エビやムール貝、アサリなどが載った豪華な一品。パエリアは黄色いイメージがあるが赤い。「本場のスペインのレシピです。サフランを使っていません」。魚介と鶏肉のだしのうま味がギュッと詰まっている。

 もちろん米の硬さはアルデンテ。少し芯が残る絶妙な加減が癖になる。米料理なのでアルコールの締めにも良いが、ワインのお供にもぴったりだ。メニューには数種類のピザやアヒージョなども。ぜひ、これらも試したい。

 店の再開を待ち望んだ客も多く「ありがたかったです」と脇坂さん。そんなファンの気持ちがよく分かった。

 ◆メモ 宇都宮市西1の1の3▽営業時間 午前11時半~午後2時、午後5時半~11時(希望により延長可、各30分前ラストオーダー)▽定休日 月曜(問)028・341・9610