馬頭高による初夏恒例のカヌー実習が25日に行われ、水産科の3年生17人が栃木県那須烏山、那珂川両市町を流れる那珂川約12キロの川下りに挑戦した。
実習は30年以上続く同校の伝統行事で、カヌーの操作技術習得や河川環境調査を目的としている。
午前10時ごろ、生徒たちは小島浩二(おじまこうじ)校長の激励を受け、両市町の境にある八溝大橋付近を出発。ヘルメットやライフジャケットを身に着けて両手でパドルを握り、水しぶきを浴びながら約3時間半かけて清流を下った。
実習を楽しみにしていたという遠山夏雄(とおやまなつお)さん(17)は「途中で沈没して悔しかったが、コイが跳ねるのを見ることができた。迫力があった」と汗を拭った。