国や県教委などで障害者雇用の水増しが相次ぎ、問題となる中、県内には職場環境を工夫しながら率先して障害者を雇用している企業が少なくない。12日には、例年この時期に行われる県の「障害者雇用優良事業所等表彰式」が県庁研修館であり、本年度は食品スーパーのオータニ(宇都宮市平出工業団地、大谷章(おおたにあきら)社長)と、久寿(きゅうじゅ)福祉会(鹿沼市村井町、関口忠雄(せきぐちただお)理事長)が表彰を受けた。また福田富一(ふくだとみかず)知事があいさつで県教委の問題に触れ、陳謝した。
この表彰は県内企業などへの障害者雇用の普及と啓発を目的に、1960年度に始まった。表彰された事業所は累計で180社。
福田知事は「県内企業に法定雇用率の達成をお願いしている中、県教委でガイドラインに沿わない取り扱いがあり、誠に遺憾。改めておわびする」と謝った。その上で「県教委の問題として片付けるのではなく、どのような体制を敷いていくべきか県庁全体で検討していく」と表明した。
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