グリップの握り方を教える三戸プロ(中央)

 【那須烏山】近隣にゴルフ場が多い環境を教育に生かそうと、市教委内に事務局を置く地域学校協働本部は10日、七合小グラウンドで「小学生ゴルフ教室」をスタートさせた。

 同校近くに烏山城カントリークラブ(CC)があることに注目し、児童にゴルフの楽しさを体験してもらおうと、同本部が県ゴルフ場協議会の協力を得て、本年度に始めた取り組み。児童は11月までにプロゴルファーらから計12回の指導を受ける。

 初回のこの日、4~6年生9人が簡易版ゴルフのスナッグゴルフを体験した。県プロゴルフ会副会長の三戸忠幸(さんとただゆき)、加茂靖倫(かもやすのり)両プロから「空振りしないように膝は曲げたまま」「振り幅は左右対称」などと指導を受けながら、専用のクラブで3メートル先の的や遠方を目がけてボールを打った。

 6年大笹龍輝(おおささりゅうき)君(11)は「ゴルフは練習してみたかった。遠くに飛ばせて楽しかった」と話した。

 教室の後半6回は烏山城CCの練習場やコースを使う。