煮込みハンバーグ弁当

店を営む西村さん(右)とスタッフ

煮込みハンバーグ弁当 店を営む西村さん(右)とスタッフ

 本県産豚肉を使い、鉄板で焼いて香ばしさを出す。ゴツッとした手作り感があり、家庭料理の温かみも感じる。人気メニューの一つ、「煮込みハンバーグ弁当」(1080円)だ。

 「食事を通して、健康や幸せになってほしい」。そんな思いから、オーナーの西村洋子(にしむらようこ)さん(47)が昨年11月下旬、足利市役所のすぐ近くに弁当専門店「ごはん屋つくし」をオープンさせた。

 店舗に並ぶ8種類程度の弁当は、西村さんらがその日の早朝3時から調理している。肉や野菜などの食材は国産のみ。うま味調味料は使わず、タルタルソースなどもお手製だ。

 こだわりは細部に宿る。「米どころ」で米のおいしさを知る本県人に「感動してもらいたい」と、全日本お米グランプリ金賞など数々の受賞歴のある遠藤農園(山形県)の「つや姫」を採用した。

 病歴のある周りの人から、「どういうものが健康的な食事なの」と聞かれるという。西村さんは「そんな人に安心して食べてもらえる料理を提供したかった」と明かす。

 「本物は自然と伝わるもの」として、宣伝はしていない。今後も「心を込めて」調理に励む考えだ。

 ▼メモ 足利市本城3の2008ラフェスタ足利本城101。午前11時~午後3時(9日以降は午前8時~)。日曜、祝日休み。(問)0283・86・7897。