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名物那須御養卵たまご焼き弁当
佐藤茂さん
肉厚の卵焼きを頬張ると、口の中いっぱいにほんのりとした甘みが広がる。思わず、おかかが多く乗る白米に箸が伸びる。
那須烏山市金井２丁目の２５年以上続く居酒屋「ガパガポ」のフードを幅広い層に食べてほしいと、同店オーナーの佐藤茂（さとうしげる）さん（５６）が２０１６年１０月にオープンした。たまご焼き弁当は、同店で人気の卵焼きと鶏の唐揚げを詰め込んだ名物メニューだ。
卵焼きは那須御養卵を使う。味付けはシンプルにしょうゆと砂糖のみ。「佐藤家のおふくろの味」（佐藤さん）だ。唐揚げは一口では収まらない大きめのサイズ。「冷めてもおいしいように、味をしっかり染み込ませたい」と、しょうゆとショウガをベースにしたオリジナルのタレに、もも肉を半日以上漬け置く。「看板メニューの名に恥じないように、より良いものにしたい」と試行錯誤を続けているという。
多めに盛られた白米と、ふんだんに使ったおかかはいずれも「少ないより多い方がいいでしょ」という佐藤さんのこだわり。ワンコインの価格はオープン時から変えていない。「お客さんは少しでも安く抑えたいだろうから」とほほ笑んだ。
▼メモ 名物那須御養卵たまご焼き弁当は５００円▽那須烏山市金井２の１２の１５▽営業時間 午前１０時半～午後１時半（注文受け付けは午前９時～午後１時）▽定休日 火曜、第３月曜▽（問）０２８７・８２・７６５６。
