湯西川ダム湖に着水する水陸両用バス

ダム堤体を下りて利水放流の様子を撮影する参加者たち

湯西川ダム湖に着水する水陸両用バス ダム堤体を下りて利水放流の様子を撮影する参加者たち

 【日光】湯西川地区に春の到来を告げる水陸両用バスツアー「湯西川ダックツアー」の今季の運行が21日、始まった。前日に約1時間のレスキュー訓練を実施し初日を迎えた。11月30日まで運行予定。

 初日分の事前予約は約60人だったが、当日参加も多く、午前10時40分発の第2便には18人が乗車。水陸両用バスでダム湖を巡航した後、コンクリートのダム堤体(ていたい)を下り、普段は入れない場所からダム施設を見学した。

 参加者は約90分間、動画を撮ったりスタッフに手を振ったりしてツアーを満喫。終了時には「楽しかった」と話しながら、笑顔で下車した。

 市からツアーの運営を受託する日本水陸両用車協会の香取郁美(かとりいくみ)理事(65)は「今年は新緑が早く水量も多い。自然豊かな日光を楽しんでほしい」と話した。

 発着場は道の駅「湯西川」と観光センター「湯西川水の郷」の2カ所あり、それぞれ1日5便運行(変更あり)。大人3500円、小学生以下2千円、2歳以下500円。(問)同ツアー0288・78・0345。