試合形式の練習に励む栃木SCの選手=河内総合運動公園陸上競技場

 サッカーJ2第11節の栃木SCは23日午後2時から、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで、いわきと戦う。第10節終了時点で栃木SCは通算2勝3分け5敗、勝ち点9の19位。連勝を狙う相手の勢いを止め、勝ち点をつかみたい。

 いわきは昨季、初参入したJ3で優勝しJ2に昇格した。ここまで3勝2分け5敗、勝ち点11の16位。前節は4連勝中だった群馬を2-1で退け、5試合ぶりの勝利を飾った。

 縦に速い攻撃と豊富な運動量、体の強さを生かした戦いを得意とする。激しい球際の競り合いが予想され、栃木SCの時崎悠(ときさきゆう)監督は「地上戦でも空中戦でも負けないよう選手に促していきたい」とポイントを挙げた。

 敵地で甲府と戦った前節は、後半にCKから失点し0-1で敗戦。左右からのクロスやカウンターと、得意の形でゴールに迫ったが4試合ぶりに無得点に終わった。FW高萩洋次郎(たかはぎようじろう)は「今のままやり続けるだけ。シュートを10本、15本と増やしていければ良い」と自分たちの攻撃を徹底する考えを示した。