ナシの開花時期を目前に控え、県内農家は果実の生育に大きな影響を及ぼす凍霜害への危機感を強めている。気温が高い日が続く中、今年の開花予測が平年よりも1週間程度早まり、霜が降りる可能性がある期間に重なってしまうためだ。同様に開花時期が早まった2020、21年度は凍霜害が発生し、被害額は計約22億5千万円に上った。農家は防霜ファンの稼働など対策を急いでいる。
「逆に暖かい日が続いてくれればいいんだけど…」
24日午後。宇都宮市満美穴町、ナシ農家大橋基宏(おおはしもとひろ)さん(48)は、つぼみが大きく膨らんだ花芽を見ながらつぶやいた。
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