女性議員はなぜ増えず、増やすためには何が必要か-。下野新聞社が県内女性議員を対象に実施したアンケートでは、多くの議員が「家族の理解と協力がないと難しい」と回答した。女性の政治参加を進めるには「政治は男性のもの」という意識を変えることや、「家庭だけでなく企業や社会全体の理解が必要」「男女ともに学校教育から政治を学ぶべきだ」など、さまざまな声が寄せられた。

 回答した女性議員44人のうち、半数の22人が立候補時の障壁として挙げた「仕事や家庭生活(家事、育児、介護など)の両立」。ある市議は「家事育児を全てなげうって選挙に専念することはできなかった。生活との両立が足かせとなった」と苦労を明かした。