6日午前3時8分ごろ北海道で、震度6強の地震があった。道警などによると、厚真(あつま)町や安平(あびら)町では土砂崩れや家屋倒壊などの大規模な被害が出ている。厚真町では19人が安否不明となっている。共同通信のまとめでは、札幌や苫小牧など5市で計110人が重軽傷を負った。道内全ての約295万戸が停電した。

 気象庁によると、震源地は胆振(いぶり)地方中東部で、震源の深さは37キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・7と推定される。その後も震度3や4の地震が続いた。津波はなかった。気象庁は「1週間ほどは震度6強程度の地震に気を付ける必要がある」としている。

 厚真町では大規模な土砂崩れが発生し、複数の住宅がのみ込まれた。安平町は震度6強を観測、家屋の倒壊や水道管が破裂する被害が発生した。

 北海道での震度6強は、震度階級が改定された1996年以降初めて。国内で震度6強以上の地震は2016年の熊本地震以来。

 北海道知事は自衛隊に災害派遣を要請。政府は首相官邸の危機管理センターに対策室を設置した。安倍晋三首相は「人命第一で災害応急対応に当たっていく」と記者団に語った。

 北海道泊村にあり、運転停止中だった北海道電力泊原発は外部電源が喪失。1~3号機の原子炉に核燃料はなく、非常用電源により、使用済み核燃料プールの冷却は継続した。北海道電は異常は確認されていないとしている。青森県東通村の東北電力の東通原発にも問題はないという。

 室蘭市の石油コンビナート施設で火災が起きたがほぼ消し止められた。

 国土交通省によると、新千歳空港は天井の落下や停電の影響で、6日は終日閉鎖される見通し。


【電子号外】【電子号外】北海道で震度6強(9月6日)