1日の卒業式に華を添えようと、鹿沼南高環境緑地科草花専攻の1、2年生16人が28日、卒業生144人が式典で胸に着ける生花のコサージュを作った。
卒業生へのコサージュ寄贈は、授業で学んだコサージュ作りの経験を生かして在校生が行う恒例行事。新型コロナウイルス禍で3年ぶりに実施した。
使った生花はシンビジウムで、市内の生産者から購入。生徒が茎にティッシュなどを巻いて保水加工を施した後、ピンク色のナイロンチュールや金色のリボンを編み込んだ。完成後はビニール袋に入れ、大型冷蔵庫に運び入れた。
1年の筑井菜央(つくいなお)さん(16)は「作業は細かくて大変だったが、笑顔で卒業してほしいので心を込めて作った」と晴れ舞台に臨む卒業生に思いをはせた。