なめし革製造の栃木レザー(栃木市城内町2丁目、遅澤敦史(おそざわあつし)社長)は23日から、オリジナル革製品ブランド「nogake(ノガケ)」のコンセプトを伝えるCMをとちぎテレビで放送する。CMには栃木県出身のお笑いコンビ「U字工事」の福田薫(ふくだかおる)さんと益子卓郎(ましこたくろう)さんが出演する。
CMは普段の日も特別な日もなじむ革を表現。普段のU字工事とは雰囲気が変わり「クールでかっこいい一面」が見られる。ギャップが見もので、遅澤社長は「誰も見たことのないU字工事の姿は必見」と話す。
「U字工事の旅! 発見」で流れるほか、3月からはニュース番組でも放送される。
革の素材製造に特化していた同社は、顧客との競合を避けるため革製品の製造を控えてきた。ただ消費者から、独自製品の開発を望む声が同社に相次いで寄せられたことから昨年3月、ブランドを立ち上げた。
同社によると、ノガケは広大な野山を駆け抜けるように自由な発想で革を操り、作る人も使う人もわくわくするような遊び心を形にした。バッグを中心に、栃木駅前のアンテナショップと同社オンラインショップだけで販売しており、人気も出てきているという。
CMの狙いについて遅澤社長は「ブランド名を広めたい。栃木市に根付いた企業(の製品)であることを知ってほしい」と語る。