太平洋戦争末期の沖縄県警察部長荒井退造(あらいたいぞう)らの姿を描いた映画「島守の塔」の上映会が3日、荒井の母校の宇都宮高で開かれ、2年生約280人が、苛烈な沖縄戦の中で身命を賭した先人の生きざまに思いをはせた。映画館以外の場での上映は初めて。すでに市貝町や宇都宮工業高でも上映が決まっており、作品を活用して平和を考え、沖縄に思いを寄せる動きが県内で広がりつつある。
宇都宮高の創立記念の催しに合わせた特別上映会。作品の中では、国の登録有形文化財である同校旧本館「滝の原会館」が、沖縄の日本軍第32軍司令部室などとして撮影に用いられ、他の県内の建築物や特徴ある景観も登場する。
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