第95回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が27日、大阪市内で開かれ、昨秋の関東大会8強の作新学院と、21世紀枠の関東・東京地区推薦校だった石橋の両校が“センバツ切符”を手にした。作新学院は6年ぶり11度目、石橋は春夏通じて初めての選出となる。
県勢の2校出場は2014年の白鴎大足利、佐野日大以来4度目。県勢が21世紀枠に選ばれたのは06年の第78回大会の真岡工以来、17年ぶり2度目。大会は3月18日から14日間、兵庫県の阪神甲子園球場で36校が出場して開催される。組み合わせ抽選会は同10日。
作新学院は昨秋の県大会で優勝し、関東大会では1回戦で駿台甲府(山梨2位)に10-0でコールド勝ち。準々決勝は準優勝した専大松戸(千葉1位)に3-4で惜敗したが、8強敗退校の中では最も接戦となる試合を演じた。選考員会では関東5校目を巡って同じ準々決勝で敗れた横浜(神奈川)との争いとなったが強力打線が評価を押し上げた。
石橋は昨秋の県大会で4強。準決勝で青藍泰斗に敗れたが、3回戦までの3試合は全てコールド勝ちだった。選考会では県内有数の進学校ながら近年は県大会で好成績を収め続けていること、学童野球チームを招いて野球教室を開催するなど地域貢献活動を長年継続していることなどが評価された。
選考会で石橋は東日本、西日本の各1校に選ばれなかったが、3校による決選投票で残り1校に滑り込んだ。