「鳩と烏と」を手にする船見さん

「鳩と烏と」を手にする船見さん

「鳩と烏と」を手にする船見さん 「鳩と烏と」を手にする船見さん

 【宇都宮】元プロボクサーの理容師で、写真家の船見征二(ふなみせいじ)さん(43)=東宝木町=はこのほど、自身初の写真集「鳩と烏と」を出版した。出版企画会社スプリングインク(東京都)主催の第6回写真出版賞で応募作品が大賞に輝き書籍化。グローブをカメラに持ち替え、新型コロナウイルス禍の中の地元を鋭く切り取ったスナップ写真112枚で構成している。

 船見さんは1998~2008年、実家の理容店を手伝いながらプロボクサーとして活動。引退を機に結婚し、妻からカメラを贈られたことで初めて写真に触れ、面白さに魅了された。身近な花や動物園を題材に、海外の写真賞や国内の写真雑誌の月例コンテストに応募するなどして、独学で腕を磨いてきた。

残り:約 457文字