今年のえとは「卯(う)」。元気いっぱいに跳ねるウサギのように、さまざまに飛躍する一年となることを願いたい。いくつもの物事に挑戦し、二刀流ならぬ“二兎(と)流”で活躍する栃木県内各地の文化人やスポーツマンを紹介する。

俳優として舞台に立つ中山さん

会計事務所で働く中山さん

俳優として舞台に立つ中山さん 会計事務所で働く中山さん

会計事務所職員  市民劇団主宰

 足利市福居町、中山孝一(なかやまこういち)さん(51)は約30年前から、市内の会計事務所で働き、市民劇団「あちゃらかきっず」を主宰している。

 演劇との出会いは足利高の1年生時。大道具作りを手伝うため演劇部に入り、気が付けば舞台に立っていた。「遊びだった」と言うが、創部以来初の県大会出場を果たすなどした。