【佐野】佐野東高の美術部員3人が来年の干支(えと)「卯(う)」を描いた大絵馬が30日、浅沼町の浅沼八幡宮(はちまんぐう)に奉納された。
制作したのは部長の2年根本愛弓(ねもとあゆみ)さん(16)、同松本晄太(まつもとこうた)さん(16)、元部員の3年斎藤利乃愛(さいとうりのあ)さん(18)。同校による大絵馬の奉納は今年で3回目となる。
横182センチ、縦91センチの木製合板の大絵馬には、「疫病退散」「開運招福」の文字とともに、雪が降る中、遠くを見つめる2匹の白いウサギがアクリル絵の具で描かれている。3週間ほどかけて仕上げた力作で、根本さんは「3人で話し合いながら案をまとめた。新型コロナウイルスの流行が落ち着いてほしいとの願いを込めた」と話した。
この日は氏子総代会と同町内会の共催による完成披露会が開かれ、上岡良雄(かみおかよしお)町内会長(83)が「授業外の時間を利用して作成してくれてありがとうございます」と謝辞を述べた。