花園に向け練習に熱が入る国学栃木の選手たち=国学栃木高ラグビー場

 第102回全国高校ラグビー大会は27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕し、各都道府県の予選を勝ち抜いた代表51校が日本一を目指してしのぎを削る。

 本県からは、前回大会で県勢初の準優勝を果たした国学院栃木が23大会連続28度目の出場。2校のAシードに次ぐ11校のBシードに入った。30日の正午からの2回戦で茗渓学園(茨城)-光泉カトリック(滋賀)の勝者と初戦を戦い、勝利した場合、前回王者の東海大大阪仰星(大阪第3)との対戦が濃厚だ。

 伊藤龍之介(いとうりゅうのすけ)主将は「初戦をどう戦えるかで、大会を勝ち進んでいけるかが決まる。守備からしっかり試合をつくりたい」と意気込んでいる。

 栃木県予選決勝は、佐野日大から153-0と大勝を収めた国学院栃木。強力なタックルと華麗なパスワークで相手を翻弄(ほんろう)し、23トライ、無失点、ノーペナルティーと王者の貫禄を見せつけた。