【小山】小山南高でこのほど、壬生高校長を今春退職したシンガー・ソングライター、コミネシゲオ(小峰重雄(こみねしげお))さん(61)による講演会が開かれた。コミネさんは小山南高で1993年から16年間教壇に立った。
毎年開かれる同校の創立記念講演会で、創立43年の今年は「歌で綴(つづ)る講演会」と題した。コミネさんはギタリストのコウダタカシさんと全校生徒約430人に歌を披露し、講話した。
オリジナルの6曲を演奏し、これまでに出会った教え子とのエピソードなどを紹介。生徒たちに「もしも夢破れたときには大いに泣いて悲しんでいい。ただ次なる夢を必ず見つけてほしい」と訴えた。
生徒会長の2年広瀬萌(ひろせはじめ)さん(17)は「今日教えていただいたことを心に留め、前を向いて生きていこうと思います」と謝辞を述べ、花束を手渡した。