県農政部は25日、宇都宮市野沢町のパルティで「『いちご王国・栃木』スイーツコンテスト」の試食審査会を開いた。来年1月に迎える「いちご王国・栃木」宣言5周年を前にした初のイベントで、レストランやホテル、短大教員など産学の委員5人が、節目にふさわしい一品を自らの五感で見定めた。
上位2作品が5周年記念イベントで販売されるプロ部門では、洋生菓子の部に14点、和生菓子の部に6点、ギフト菓子の部に8点の応募があった。和洋菓子の部のみの学生部門は59点の応募があった。いずれも県産イチゴを使用した。
審査員は、味やデザインなどの視点で各作品を評価。オトワレストラン(宇都宮市)の音羽創(おとわそう)取締役マネージャー(39)は「味だけではなくフードロス削減に取り組むなど、時代に合う作品もあり新たな魅力をつくっている。スイーツは女性への発信力が高い。来年以降もコンテストを継続してほしい」と話していた。審査結果は12月1日、県のホームページで公表される。