日本フットボールリーグ(JFL)昇格を懸けた「全国地域チャンピオンズリーグ(CL)」は23、25、27日の3日間、埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で決勝ラウンド(R)を行う。関東リーグを制した栃木シティFCは、前身の栃木ウーヴァが2017年に降格して以来、5年ぶりのJFL復帰を目指す。

 決勝Rには1次Rを勝ち抜いた4チームが出場し、総当たりで対戦する。栃木シティFCは23日にFC刈谷(東海・愛知)、25日に沖縄SV(九州・沖縄)、27日にブリオベッカ浦安(全国社会人枠・千葉)と対戦し、2位以内に入ればJFL昇格が決まる。

 栃木シティFCは1次Rは3戦して2勝1分け。3試合を通して許した失点はグループAで最小の2失点。一方、総シュート数は最多の51本と攻守で他を圧倒した。

 1次R終了後は、ゴール前でのプレーの精度を高める練習に時間を割いた。悲願のJFL昇格が懸かる大一番に向け、今矢直城(いまやなおき)監督は「決勝も自分たちのサッカーを貫き通すだけ」と力を込めた。