ちたけパスタ

レモン牛乳チーズケーキ

源氏飯

ちたけパスタ レモン牛乳チーズケーキ 源氏飯

 【宇都宮】大谷地区の魅力を発信する「フェスタin大谷2022」が12~20日、大谷地区で開かれる。今年は大谷を舞台にした小説「百年厨房(ちゅうぼう)」にちなみ、小説に登場する大正時代のレシピをアレンジして再現した特別メニューを、地区内の11の飲食店が提供する。実行委員会の高橋智也(たかはしともや)委員長(43)は「ぜひ足を運んで、大谷の唯一無二の景観と食を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。

 「百年厨房」は市出身の村崎(むらさき)なぎこさんのデビュー作で、小学館の「日本おいしい小説大賞」を昨年受賞した。大正時代からタイムスリップしてきた女性が、大谷の元石材業の旧家で暮らす男性に昔懐かしい料理を振る舞う物語。

 実行委員会は大谷の新たな魅力の発見につながればと、村崎さんらの協力を得て小説のレシピを試作。各飲食店が1、2品ずつ独自にアレンジした特別メニューを期間限定で販売することにした。

 特別メニューは、ちたけうどん、ちたけラーメン、ちたけそば、ちたけパスタ、レモン牛乳チーズケーキ、エスプレッソ入りミルクセーキ、ベーキャップル(焼きリンゴ)と紅茶のデニッシュなど計13種類。

 さらに最終日の20日、大谷公園で開催する「大谷蚤(のみ)の市」では、ご飯にノリとネギ、だし汁をかけた「源氏飯」を小説のレシピ通り忠実に再現して提供する。同日は村崎さんも来場し、サイン会を実施する。

 特別メニューと飲食店の情報はインスタグラムやフェイスブックで発信する。「フェスタイン大谷」で検索する。(問)実行委事務局(大谷石材協同組合)028・652・0924。