宇都宮市のごみ焼却施設「クリーンパーク茂原」の火災事故を機に始めた家庭用生ごみ処理機の9割補助について市は10日、同施設が12月24日に再開した後も補助を当面延長することを市議会議員説明会で明らかにした。
市は今年2月、生ごみ減量を目的に、生ごみ処理機の購入費の補助率を2分の1から10分の9に引き上げた。上限額は電動式6万円、非電動式1万円。
10月末までに電動式3532件、非電動式1164件の補助申請があった。市の試算によると、1年間で約720トンのごみ減量効果があるという。
市は本年度予算に補助費用として2億1500万円を計上したが、申請が現在、予算比で約6割にとどまることから、同施設再開までとしていた期限を延長することにした。
市ごみ減量課は「ごみ受け入れを再開しても、引き続き減量化に協力してほしい」としている。