【那珂川】高級食材として知られる町特産品の淡水魚「ホンモロコ」の水揚げが8日、大内の養殖池で行われた。
町内では2011年から、休耕田を養殖池として活用し、農業関係者がホンモロコの養殖を行っている。養殖池は現在5カ所あり、例年計約1トンを水揚げしている。
大内の養殖池は約4アールで、久通(くづう)ホンモロコ養殖組合が管理。5月にふ化させた稚魚を半年程度かけ、じっくりと育成してきた。
この日は組合員や町若手職員ら6人が網を使い、10センチほどに育ったホンモロコを捕らえた。特産品「里山ほんもろこ」として、町内のホテルやゴルフ場、飲食店に出荷する。
同組合の大森銀寿(おおもりぎんじ)組合長(73)は「身がふっくらとしておいしい魚。から揚げなどにして多くの人に味わってほしい」と話した。