市大野放牧場から収牧される乳用牛

市大野放牧場から収牧される乳用牛

市大野放牧場から収牧される乳用牛 市大野放牧場から収牧される乳用牛

 【大田原】湯津上の市大野(おおや)放牧場で4日、牛の全頭収牧が行われ、今春に放牧されて一回り大きく育った牛30頭が各農家の元へ帰った。

 同放牧場は市湯津上庁舎北側の丘陵地にあり、毎年夏季に市内農家の生後約6〜24カ月の牛を放牧している。今年は4月14日に11軒の乳用牛24頭、肉用牛33頭が入牧。途中で下牧した牛を除く30頭は約半年間、約28ヘクタールの広大な敷地の草をはみ、乳用牛の体重は平均で約100キロ増えた。

 収牧作業で牛は1頭ずつ計量され、各農家のトラックに乗せられた。抵抗する牛も多く、4、5人がかりで荷台に押し込まれていた。

 乳用牛17頭を放牧していた同放牧場利用組合の長谷川賢一(はせがわけんいち)組合長(71)は「今年は天候が良く、牛も元気に育っている。各農家でたくさん乳を出してほしい」と話していた。