昨年秋のハロウィーンイベントで記念写真に収まる多胎児家庭の家族ら

 【鹿沼】双子や三つ子など複数の胎児を妊娠・出産する多胎児家庭支援に取り組む市内の有志サークル「ふたご@鹿沼」は11月13日、睦町の市商工会議所アザレアホールで初の交流イベント「ふたご・みつごまつり」を開く。共通の悩みを抱える多胎児家庭への情報提供や家庭同士の情報交換を通じ、支援を広げる目的。同サークルの共同代表でイベントの実行委員長を務める東末広町、臨床心理士岡野碧(おかのみどり)さん(39)は「大人も子どもも気兼ねなく楽しめ、交流の輪が広がる場にしたい」と話している。

 2017年の厚生労働省の調査によると、出産する母親の約100人に1人が多胎児の母親とされ、過酷な出産や育児環境に置かれるケースが多い多胎児家庭への支援を必要とする声が高まっている。