力走するブリッツェンの阿部(中央)ら選手たち=道の駅湧水の郷しおや前特設周回コース(チーム提供)

 22日午後0時35分ごろ、塩谷町船生で行われていた自転車ロードレースのジャパンサイクルリーグ(JCL)の「グリーンシステムコーポレーション湧水の郷しおやクリテリウム」で、約20人が絡む大規模落車が発生し、レースは救護対応などのため中止となった。

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 9周目中盤過ぎに起こった落車は集団前方で発生したことで多くの選手が巻き込まれ、重軽傷を負った。レースは再開に向けて協議したが選手救護に時間を要するとして、約40分後にそのまま中止が決まった。

 現場は直線で、落車が起こりそうな場所ではない。関係者の話では、集団前方を走っていた選手の前輪が、前の選手の後輪に払われる形で当たって落車。その直後を走っていた宇都宮ブリッツェンの増田成幸(ますだなりゆき)も転倒し、20人前後が巻き込まれた。