4年前、巴波川近くを練り歩く人形山車=2018年11月

 【栃木】大川秀子(おおかわひでこ)市長は18日の定例記者会見で、11月11~13日に4年ぶりに市中心部で開催する「とちぎ秋まつり」について、新型コロナウイルス感染防止策などを含めた開催概要を発表した。

 とちぎ秋まつりは豪華絢爛(けんらん)な人形山車が練り歩く市内最大のイベント。隔年で開催していたが、新型コロナウイルス禍で延期が続いていた。

 今年は開催時間を短縮するほか、広報活動も自粛し、来場者数は例年の約3分の1となる13万人を見込んでいる。

 11日は市内の小学生が山車を引く「こども山車まつり」を実施。12、13の両日に行われる本まつりの巡行先は午前中に各町内のほか巴波(うずま)川、市美術館・文学館前、午後はとちぎ蔵の街大通りを予定している。

 感染対策として、山車同士の間隔を100メートル以上空けるほか、参加者にはマスク着用や健康チェックシートの作成などを求める。また感染防止策を講じたエリア以外での食べ歩き自粛も呼びかける。山車同士でおはやしを競い合う「ぶっつけ」の開催の有無は21日の実行委員会で判断する。