あいさつする難波県警本部長=20日午後、宇都宮市野沢町

 全国地域安全運動最終日の20日、県警と県防犯協会は、宇都宮市野沢町のパルティで「第47回地域安全県民のつどい」を開き、防犯活動などに貢献した152人と97団体を表彰した。

 長年にわたり地域の防犯パトロールや青少年の見守り活動を行ってきた個人と団体のほか、防犯ポスターと地域安全マップの審査会入賞者ら約100人が参加。表彰状を手渡した難波健太(なんばけんた)本部長は、子どもや女性、高齢者が被害に遭う犯罪が後を絶たないことに触れ「安心安全な地域社会実現のため、強固な家族や地域の絆が不可欠」と県民に協力を呼びかけた。

 防犯ポスターの中学生の部で金賞を受賞した、足利市坂西中3年小島凜恩(こじまりおん)さん(15)は県民を代表し、「(地域安全のため)世代を超えた触れ合いと住民の絆を強めることが大切」と宣言した。