【宇都宮】アジア最高位の自転車ロードレース「2022ジャパンカップ」最終日の16日、大谷町の商業施設「ベルテラシェ大谷」にレースを生中継するパブリックビューイング(PV)が初めて設置された。自転車ファンや観光客が集まり、大型画面に見入った。
この日の競技は市森林公園周回コースで行われ、世界トップクラスのチームや地元の宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンなど計16チームが集結した。
PVは同施設の駐車場に置かれ、約200インチの大型画面でレースのライブ映像が放映された。選手たちの力走はもちろん、ドローンによる上空からの映像もあり、古賀志山の美しい自然の風景が発信された。
大谷町、自営業伊藤雄二郎(いとうゆうじろう)さん(70)は「いつも自転車で走っているコースが大画面で見られて身近に感じた。ドローンの映像もきれいでツールドフランスみたいだった」と満足そうに話した。
同施設の小堀勇二(こぼりゆうじ)支配人(52)は「パブリックビューイングは自転車競技の裾野を広げるのに良い取り組み」と話していた。