29日に開幕したバスケットボールB1は10月1日、各地で第1節12試合を行う。昨季王者の宇都宮ブレックスは同日午後7時5分から、沖縄県沖縄市の沖縄アリーナで昨季のチャンピオンシップ決勝を戦った琉球と激突する。ブレックスは新たにオールラウンダーのジュリアン・マブンガら3人の新戦力を加えチーム初のリーグ連覇を狙う。
プレシーズンゲームは4試合で2勝1分け1敗。その後、さらに非公開で2試合の練習試合を実施。開幕へ連係の強化を図ったほか守備面の見直しなどを行った。佐々宜央(さっさのりお)監督は「シーズンを通して細かい技術を積み重ねながら戦っていく」と見通しを語る。
琉球は昨季レギュラーシーズン49勝7敗の西地区1位で勝率はリーグ唯一の8割台をマークした。センターのジャック・クーリーや千葉Jから加入したジョシュ・ダンカンらのインサイド陣が強力で、昨季リーグトップのリバウンドは今季も大きな武器となりそう。
ブレックスはリバウンド争いで後手に回らないことが鍵。アイザック・フォトゥは「ゴールの近くに寄せ付けない守り方やチームでリバウンドに絡む意識が必要」とポイントを語る。
昨季は開幕2連敗のスタートを喫しただけに佐々監督は「油断をしたら今季もそういう結果になる」と気を引き締める。比江島慎(ひえじままこと)は「しっかり連勝して勢いに乗っていきたい」と力強く語った。