第75回秋季栃木県高校野球大会(下野新聞社など後援)最終日は28日、清原球場で決勝を行い、作新学院が青藍泰斗を11-7で下し、6年ぶり17度目の優勝を飾った。青藍泰斗の準優勝は36年ぶり3度目。

 作新学院が点の取り合いを制した。1点を追う四回は2死二、三塁から高森風我(たかもりふうが)の左越え3点本塁打で逆転。4-6で迎えた6回は代打小森一誠(こもりいっせい)、澤田秀翔(さわだしゅうと)の長短適時打で同点とし、1死満塁から主砲武藤匠海(むとうたくみ)の投ゴロの間に勝ち越し点を奪った。

 投手陣は中盤まで2投手が6失点と苦戦したが、4番手でマウンドに上がった主戦左腕川又楓(かわまたかえで)が七回無死満塁のピンチを無失点で切り抜けるなど粘投。八回に一挙5安打3得点で突き放す味方の援護を呼び込んだ。

 青藍泰斗は四回に酒巻瞬(さかまきしゅん)、馬場空飛(ばばくうと)の適時長打などで一挙4点を奪い中盤まで肉薄した。しかし、投手陣が18安打を浴び11失点と終盤まで踏ん張り切れなかった。

 作新学院と青藍泰斗は、10月22日から埼玉県で開催される関東大会に出場する。


【電子号外】作新6年ぶりV 秋季県高校野球(9月28日)