台風第14号に関する栃木県気象情報(19日午後5時9分発表)

 宇都宮地方気象台は19日午後5時ごろ、「台風第14号に関する栃木県気象情報」を発表した。台風14号は20日未明から朝に、栃木県に最も接近する見込み。気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意、警戒するよう呼びかけている。

◇最新の防災情報・気象警報

 気象台によると、台風は20日にかけて本州付近を北東へ進み、20日夜までには日本の東で温帯低気圧に変わる見込み。

 県内では20日未明から朝にかけて局地的に1時間50ミリの非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れがある。台風の勢力や進路によっては警報級の大雨となる可能性もあるという。

 19日午後6時から20日午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で北部200ミリ、南部180ミリ。

 また、19日夜遅くから20日夕方にかけては風が強まる見込みで、両日にかけて予想される最大瞬間風速は北部・南部で30メートル。台風の勢力や進路によっては暴風となる可能性もあるといい、気象台は強風にも注意、警戒が必要としている。

 一方、JR東日本は、台風14号の接近により大雨となった場合、日光線と烏山線で20日の始発から、列車の運転の取り止めや遅れが出る可能性があると発表した。運転を取り止めた場合でも、バスによる代行輸送は実施しないという。